先生の手が触れる時


なんだ?
この違和感は

俺は何となく不安を感じ、凪と凜の前に立つ

「……探したよ、凪」
「…来ないで…」

俺の少し後ろで震えた声で呟く凪

「…友達に迷惑かけちゃダメだろう?」
「迷惑なんかじゃないです」

凜もそう声をはる

こういう時、怯まないのが凜らしい

「…凪。帰ろう……お前、父さんを独りにするのか?」

でも凪の親父はまるで凪しか見てないように近づく足を止めない

「……独りにする?」

凪がその言葉に反応する