先生の手が触れる時



それから
私は先生のいない日々に大分慣れ始め
学校では凜と晴夏といることが増えた

周りも初めは文化祭のこともあり晴夏と私が付き合ってると思ったらしいけど
段々とそんな噂も無くなっていった

「だいぶ冷えてきたねぇ」
「うん」
「………秋も終わるな」

そんな話をしながら凜と晴夏と帰り道を歩いていた

もう秋が終わる
先生と私が別れて、もう大分経つんだ
先生はもう他の幸せを見つけただろうか?

そんなことを考えて歩いてると
晴夏が急に立ち止まる

「…あ、凜。今日、親いねぇから夕飯凜の家で食えって」
「あーはいはい、おっけー」

凜がそう答えれば晴夏も適当だな、なんて言いながらまた歩きだす