先生の手が触れる時



凜side

「今年、文化祭実行委員の担当になった緑川です」

文化祭実行委員なんて面倒くさいのになってしまったなーと思いながら、初めての顔合わせに行ったとき、思わずあっ!と声を出しそうになった

目の前に立っていた先生達の中に親友の元カレがいたから

うわぁ、まじか

っていうのが最初の感想だった

彼もまた、私の顔を見て苦笑いをしてたのを私は見逃さなかった

凪には言わないでおこう。

きっと私の親友はまだ、彼のことが好きなんだと思う

二人が別れた日、私の家に帰ってきた彼女はひどく青白い顔をしていた

そしてそのまま泣き崩れたのだ

そんな凪を抱き締めながら

どうしてこんなにも凪は苦しまなきゃいけないのだろう、とそう思った