先生の手が触れる時



「………ごめん…吉宮…くん…」

そういって泣きじゃくる私の目の前に影が落ちる

「………くんづけは…苦手だって言ったんだけど…それに…晴夏、だろ?」

そう言いながら、私の頭に大きな手が置かれた

先生の細くて綺麗な手とは違う大きくて、ゴツゴツした手

でも

とても暖かい手だった

「………そうだった…」

少し笑って目の前の晴夏を見上げると
とても優しい顔をしていた

そのあとも、晴夏は私が泣き止むまでずっとそばにいてくれた