先生の手が触れる時


「ごめん、凪!……そろそろ行かなきゃ……なの……」
「えええぇ!」
「……ほんとごめん!次、待ち合わせるのは4時、ホール前ね!」

そう手を合わせた凜は足早に教室を出ていく
残された私はただ呆然とその後ろ姿を見つめる

さて、私はどうしよう。
今は12:30。晴夏のバンドは16:00とか言ってたかな

とりあえずブラブラしようと思い、外に出て色んな店を見てみる

どこも一人で入れるような雰囲気じゃない…

「………はぁ」

そうため息をついたとき
思わず立ち止まる

向かいから歩いてきてるのは
いつもよりラフな格好で、色んな生徒に話しかけられ笑顔で答えてる先生だった