先生の手が触れる時


「お姉ちゃん」
「なーに?」

優人の家までの道を手を繋いで歩く

「……」

優人は私の顔を見て少し泣き出しそうな顔をする

「僕、お姉ちゃんが好きだよ」
「うん、わたしも好きよ」
「………お姉ちゃんと暮らせたら良いのに」

その優人の言葉がとても悲しく聞こえて
私は、優しく優人を抱きしめた

「優人。貴方のお母さんは、優人のことちゃんと好きよ。大丈夫だからね……だから優人…お願い……」