父が出ていった部屋でどのくらいぼーっとしてたのだろう。 ふと窓をみる 空が…赤い 先生の絵を見ているみたい 「………っ……」 守らなきゃ。 私のせいで苦しんでほしくない。 私は立ち上がると、まず荷物を片っ端から大きなバッグに詰め込む そして先生の絵を取り外す 私にはこの絵がある だから、大丈夫 そう言い聞かせて、ぐっと体に力をいれて立ち上がる すると、携帯が鳴った