先生は私の言葉を聞くと 眉毛を八の字にして、私の好きな困ったような笑顔を見せた そして 「ありがとう…」 そう一言呟いて私の手を離した 「また、夏休み」 「あぁ」 「さようなら。先生」 私もまたそれ以上何も聞かず、美術室をあとにした