先生の手が触れる時


「え?」
「…堂々とデートもできなくて」
「そんなこと……いいのに」
「え?」

うつむきがちにそう答えると先生が私の顔をのぞく

「だから…先生と出かけられるなら別にそんなこと気にしないってこと!」
「なっ……」

先生はそのまま固まってしまった

そして私の頭に置いていた手をゆっくり離す

「……そういうの…反則だろ」
「え?」

先生は片手で顔をおおっている
もしかして照れてる?
なんか、可愛いかも

「…くそ。き、決めとけよ!行きたいとこ」
「ふふ…はい!」

先生は挙動不審なまま、机に向かって
しばらく私をみてくれなかった