「!!!!!嘘?」


枕の下に置いてあった携帯で画面を確認。


"5月14日木曜日 午前八時十一分"


急いでベッドから出て支度をする。


「もーう!何で起こしてくれなかったのさ?」


「何回も起こしたわよ。でも起きなかったのは美沙ちゃんでしょ。」


うっっ、確かに起きなかったけど~。


ふと、時計を見るともう"8時30分"


「ヤバイ、遅刻だ。行ってきます!」


お母さんが用意してくれた食パンを加えて、私は玄関を飛び出した。