夢の中… 「…………美…沙。」 んっ、後ろから誰かが私を呼んでる。 でも、何故か振り返れない。 「美沙っ!起きなさい、遅刻だよっ!」 振り返ろうとした瞬間にお母さんの声で起きた。 …呼んでいたのはお母さんだったみたい。 「うっ、今何時~?」 重たい瞼を必死に開けようとする。 「八時二十分。」