【短編】毒舌教師の甘い罠





「翔ちゃん、私が告白したことすらなかったことにしようとしてるのかなって、ずっと…」



「んな訳ねえだろ」



「私のことめんどくさくなっちゃったんだって…だからふたりになっても何もないんだって…」



「んなもん手出したら、俺が止められなくなるからだよ…」




心臓が、ドキリと高鳴る。



告白してから空白の1年間の答えが、ここにあった。




「待っててくれてありがとな」



「うんっ…」