「翔ちゃん、私が告白したことすらなかったことにしようとしてるのかなって、ずっと…」 「んな訳ねえだろ」 「私のことめんどくさくなっちゃったんだって…だからふたりになっても何もないんだって…」 「んなもん手出したら、俺が止められなくなるからだよ…」 心臓が、ドキリと高鳴る。 告白してから空白の1年間の答えが、ここにあった。 「待っててくれてありがとな」 「うんっ…」