先生と生徒の距離は、やっぱり想像以上に遠くて、難しい。 「そんなことないって。翔ちゃん人気だから、今はひとりに構ってあげられないだけでしょ!ほら、気晴らしにメッセージ書いて!」 「真帆〜〜ありがとう〜〜〜」 優しい真帆から慰められても、心のモヤモヤはどうしても晴れなくて。 翔ちゃんと話そうにも、翔ちゃんにできてる人だかりのせいで近づくことすらできない。