嬉しいようで恥ずかしい。曖昧な気持ちになって、握ったままだったペンをポロリと落とした。
『ぁ…あたしのこと馬鹿にしてんの?!』結果、恥ずかしさの感情が上回る。
『なんでそーなるんだよ!』そーなるよね…。
『あたし優しくないし…』謙遜しながら、何処かで褒められることを期待。
『まぁ言われてみればそうだな。』こいつは平然とした顔でさらりと失礼を言う。
『なんだとォ?』あたしはヤケになり、グイっと首元のシャツを引っ張り無理矢理立たせる。
『おい、待った!痛ててて…』その勢いで頬を抓る。手が勝手に動いてた。
『やっぱ、お前男なんじゃ…!』
ドカッ!
力強くも鈍い音が辺りに反響する。
『ウ"ッ"痛いって。』今度は無意識のうちに足が出た。
あたしは君の拗ねを思いっきり蹴っていた。
『バカヤロー無神経サイテー男が!』一瞬惚れそうになった自分が恥ずかしいくらい。
てゆーか初恋まだなんですどね〜(泣)
『大体ねー、年下の癖に生意気だから!』
『え?お前と一緒の四年生だけど?!』キョトンとした表情。
…..身長とか低すぎるぅわぁ!(((ᵒ ◻︎ᵒ;)))
『同い年!?』知った上で、聞き返してしまう。
『お前こそ失礼だ!』魚のように口をパクパクさせてしまう。
同い年なんて夢にも思ってなかったもん。
