『ただの興味本位だったし、やめよっかなって思ってたけど、今ならやれる気がしてきた!』
…美咲がそんなに吹奏楽部のことをちゃんと考えてたなんて。
あたし最低だった。
そんな私を見て、優香ちゃんは何かを察したかあたしの耳元でそっと囁いた。
“今なら間に合うもんだよ?”
優香ちゃん…..。
じんわり胸が熱くなる。
『み…美咲、なんか色々ゴメンね。』
『あんたが謝るなんて意外ね。』即行に呟くように言った。
う…人がせっかく謝ってるのに!
『うそうそ、あたしもごめんね。』
その一言で十分嬉しくて、勢いよく優香ちゃんを見た。
それに気づき、満面な笑みでピースする。
なごやかな空気があたりを包んだ。
『確かに、人は見かけじゃないとか言うもんね。』調子にのって口走る。
『一言多いから。』美咲は眉間にしわを寄せて返した。
二人、顔を合わせて笑った。
最後は不思議と可笑しくなって三人でたくさん笑った。
