偽恋♥とらいあんぐる。〜義理チョコの答え〜


『ただの興味本位だったし、やめよっかなって思ってたけど、今ならやれる気がしてきた!』

…美咲がそんなに吹奏楽部のことをちゃんと考えてたなんて。
あたし最低だった。


そんな私を見て、優香ちゃんは何かを察したかあたしの耳元でそっと囁いた。

“今なら間に合うもんだよ?”


優香ちゃん…..。

じんわり胸が熱くなる。


『み…美咲、なんか色々ゴメンね。』


『あんたが謝るなんて意外ね。』即行に呟くように言った。

う…人がせっかく謝ってるのに!


『うそうそ、あたしもごめんね。』


その一言で十分嬉しくて、勢いよく優香ちゃんを見た。

それに気づき、満面な笑みでピースする。


なごやかな空気があたりを包んだ。


『確かに、人は見かけじゃないとか言うもんね。』調子にのって口走る。


『一言多いから。』美咲は眉間にしわを寄せて返した。



二人、顔を合わせて笑った。
最後は不思議と可笑しくなって三人でたくさん笑った。