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あたしたちはいつかはきっと離れ離れ。
思い返せばこの三年間、都合のいい事考えては君をずっと探してた・・・
窓際の後ろから二番目の席は居心地がよく、天気がよければ余計に眠気を誘う。
考え事をするにはもってのほか。
色んな感情が脳内を駆け巡り、ただぼんやりと空を見つめた。
『この学校…ぶっちゃけイケメンいないよね?』突然の美咲の呟きに肩がぴくりとする。
授業中、あたしの背中をシャーペンで突つつきながら呟いた。
『いきなり何?しかも今授業中!』あたしはゆっくり振り返ると小声でそっと返した。
『知ってるわよ。だって急に彼氏欲しくなったんだもん。』と言いながら脚を伸ばす。
『まだあたしたちには早いんじゃ…』美咲の言動に苦笑い。
『智代子だって、愛しの天宮晴樹君と付き合いたいでしょ?』
またもや美咲は間髪入れずに質問を振ってきた。
ガタンッ。
『痛"ッ』あたしは思わず机の角に足をぶつけた。彼氏とかそーゆーの考えたことないし。
『動揺してるの?』ほ〜らニヤニヤしてくる。それがなんだか腑に落ちなくて
『み、美咲だって男好きの癖に彼氏いたことないでしょうがぁ!』叫んでしまう。
その瞬間、途端に教室にドッと笑が起こった。
