「……ふうん。彼氏?努は彼氏じゃないわけ?」 「…彼氏」 「はあ!?」 それに怒ったのは隣にいる男の人。 二股かけてたって事か。 「さいってい!」 それだけ言うと、私は踵を返す。 後ろで男の喚く声がするけど、どうでもいい。 どうでもいい。 何の、為に私は諦めようと思ったんだ。