「誰、この人」 「え」 「誰って聞いてるの」 その男の人も後ろを振り向くと、眉を顰めて私を見る。 「なあ、梨々子誰?こいつ」 「高校の同級生」 「…誰だって聞いてるんだけど」 「誰って…俺は、梨々子の彼氏」 「ちょっ」 梨々子は慌てた様子で、男の人の腕を引く。 それから青い顔で私をそろーっと見た。 ああ、そう言う事。