暫く泣きじゃくっていた私を公園まで連れてってくれる弘。 ベンチに隣同士で座る。 それから、無言で私にティッシュを差し出してくれた。 それを受け取ると、私はまた泣いた。 「何でーっ」 「……」 「努のバカーー」 「だなあ」 「梨々子、弘好きって言ったじゃんっ」 「え?は?」 もう、暴露してやる! だって、私や弘の気持ちなんか知らずに二人で勝手に幸せになっちゃってるんだから。