告白前の失恋【完結】



「わ、私は」

「……」



声が上ずったけど、それはもう仕方ない。




「私は、弘が好きなの!!」




目をぎゅっとつぶって、そう言った。



言った。
私、ちゃんと言えた。



弘が好きだって。




ドキドキとうるさい心臓の音。

弘の腕を掴んだ手。



何か言葉を返されると思って、まだ目をぎゅっとしてた私だけども。


一向に言葉は返って来ない。



恐る恐る目を開けて、弘の顔を見る。