「おはよー木下」 「おはよ、上杉」 「今日はさすがに寒ィな!」 暦の上では秋なのにそれは冬としか思えなかった。 まるで、私たちの進路を急かすかのように気候は日に日に寒くなっていった。 「桜江?」 「え?」 「結局、高校」 上杉が私を見た。 「うん、そだよ」 「おー、そっかそっか」 「・・上杉は?」 「俺、第二希望滑り止めで桜江にしたー!」 「え?」 「木下といっしょー」 上杉がにっこりと笑った。 私は胸が、苦しい。