「ああもう、やめたやめた!」






いつまでも昔のことを引きずってたのは私の方だったんだ。






忘れよう、ほんとのほんとに。






真輝くんだって、もうとっくに忘れてるんだ。






朝日奈真雪は、生まれてからずっとこの姿。






伊達メガネをかけたことだって、三つ編みしたことだって、一度もない。