「しろちゃん!」






「んー?どしたの?」






昼休み、自販機で飲み物を選ぶ私に、舞奈が笑顔で尋ねる。






「真輝くん、彼女いるのかな?」






──ピッ






「え!?」






過剰に反応して、いちごミルクのボタンを押してしまった。