あれは遡る、中学時代の話。






今となっては立派な黒歴史。






誰にも話せるようなことじゃない。






私は、メガネがないと外を出歩けないほどの地味な女子だったのだ。






中学卒業後、私は黒髪から金髪にチェンジ。






きっちり結われたおさげも降ろし、コテで丁寧に巻き上げ。






おまけに三年間連れ添ってきた伊達メガネも、引き出しの中で眠らせた。