チャイムって、こんなに長かったっけ?






鳴り終わるまで沈黙の続くこの空間が、なんとも居づらかった。






どちらも動こうとしない。






「私…」






鳴り終わると同時に、真雪が口を開いた。






「真輝くんの気持ちには、応えられない」