平凡な日常



???
一応左車線だよな?。

一応自分の走ってる道を、確認してみる。


ブォン!!
トラックから、明らかにスピードをあげた、エンジン音がなった。


マジ?
明らかに、こっちに向かってくる。



マズイマズイマズイマズイマズイマズイマズイマズイマズイマズイマズイマズイマズイマズイマズイマズイマズイマズイマズイ…。

このままだとトラックと衝突する。


「品川君?。」


遠藤さんが、不安そうに言う。

「大丈夫だから!。」

俺は励ますように言った。



俺は右の車線に移った。
それに合わせて、トラックも右の車線に移った。


あぁ、やっぱり狙われてるのね。

バイク対トラック。


うん、バイク側は死ぬね。

こんなこと、考えてる場合じゃない。



どんどんトラックとの間合いは、縮まっていく。



「品川君!?。」


「大丈夫信じて。」


「うっうん。」


遠藤さんは、俺に"命"を託してくれた。



トラックとの距離、残り20m。