ハァッハァッ。
俺は遠藤さんを探しに、下のフロアに向かった。
意外なことがおきた。
遠藤さんは、恐がってずっと隠れてると思ったんだよね。
したら意外とビクビクしながら辺りをうろうろしていた。
あんなの見たら脅かしたくなるじゃんか………。
やってやるか。
俺は気づかれぬよう、大きく周り遠藤さんの後ろに回りこんだ。
そーっと近づき、肩に手を当て俺はワッ!!!と大きい声をあけだ。
その瞬間遠藤さんは体をビクつかせ。
その場に膝をついた。
「……だっ誰??」
涙まじりの声で言った。
ヤバいなやり過ぎたかな?。
「俺だよ俺。」
俺は遠藤さんを、少しでも安心させようと言った。
「品川君!?良かった~~~私心配で心配で、どうしようかと思ったよ~、……でも今のは無いよう。」
と遠藤さんは、暗くなってしまった。
俺はゴメンゴメンと促した。
「そういえばさっきの人は??。」
!!!!!
まぁ気づかれぬ事は無いと思ったけど。
「さっきの人は……俺が殺した。」
えっ?……と遠藤さんは軽く嫌な顔をした。
なんで?俺は間違って無い。
殺らなかったら、殺られてたんだ、だからしょうがないはずだ。
俺は間違って無い。
「そんな事より早く行こう。」
俺はそう言った。
うん…と遠藤さんは俺に着いてきた。
俺達は目的地に向かった。
この時からかもしれない、俺の中でなにかが変わったのは。
