「………………………。」



「………………………。」



俺と絢乃間には会話が生まれなかった。


生み出せなかった。
といったほうが正しかった。











3時間程前。


俺達はいつもどうり、晩ご飯を堪能していた。



「ん~~~~おいしい。
やっぱりお兄ちゃん天才。」



「まぁ、そう言ってくれるから、頑張れるんだけどな。」



絢乃と一緒にいつもと同じ感じに会話しながらご飯を食べていた。



そうこの後………。


事件が起きた。


ご飯を食べ終わった後。



俺は後片付けをしていた。



絢乃は恋愛系のドラマに集中していた。




俺が洗い終わった皿を拭いて居る時。



お兄ちゃ~~~~ん。
と呼ぶ声がした。