俺はあの放送の後、絢乃をベッドに寝かせ。
俺も眠りについた。



だが……………。



「………寝れなかった。」


俺は一睡も出来なかった。
当たり前だ昨日親父が…………。
親父が…………。



今日も学校だ…………


神戯……………

今はアイツの名前しか頭に無い。

アイツはなにか知ってる。

今日アイツに全て吐かせてやる。
もうそれしか頭に無い。




「それより絢乃を起こさなきゃ。」





俺は絢乃の部屋の扉を開けた。


「おい絢乃、朝だぞ!?起きろ。」



「やだ………起きない。」


今日はもう起きていたらしいが。
予想どうり、かなり落ちているみたいだ。



「…………………絢乃今更何も戻れない、今更どうにもならないんだ。」




「グスッ………ウッウワーーーン」

絢乃は泣き出す。


ガバッ



今度は絢乃が抱き付いて来た。



「ウッグお兄……ちゃんお願い、もう少しこの……ままでいさせて。」



「あぁ…………………。」




俺はそのまま絢乃を抱き締めた。