始業式が終わり。 先生の話が終わり。 学校も終わり帰る時間になり。 クラス全体が帰る支度をし皆が家に帰ろうとする。 「さて帰るか。」 俺はそう呟いた。 「えっ、帰るの!?遊ぼうぜーー。」 いつもみたく仁が駄々をこねる。 「そうだな、カラオケでも行くか!?。」 康平が便乗する。 「あ~~~~今日はパス。」 「なんでだよ~~良いじゃん遊ぼうぜ。」 「妹がまってると思うし。」 「なんだよ~~~。」 涙目になりながら、仁がいじける。 「君が品川光輝くんかな。」 背後から急に呼ばれる。