「??何がおかしかったんだ??。」



俺は絢乃が何を言っているのか、全く分からなかった。




「えっ!?何がって全部だよトラックの中身の"例の物"なんて誰が聞いても何かわからないし。」




「えっ!?そんなこと言ってたか………………。」




俺はニュースの内容なんて全く覚えて無い、というよりは、占いが打ち切られたショックでニュースなんて見ていなかった。







「まさかお兄ちゃんニュース見て無かったの!!??。」



絢乃に図星をつかれた。




「えっ………いや見てない訳じゃないぞ!?」


俺は動揺を隠せなかった。




はぁ、と絢乃はため息をついてこう言った。



「ニュースに出てた崎野亮介さんなんて超有名な人だよ!?」



「えっ…………誰それ。」