俺の額から汗が零れ落ちる。 「お兄ちゃん。」 絢乃が心配そうに俺に呟く。 だが、今の俺には届いていない。 そして…………。 「今日の第11はてんび「番組の途中ですが臨時ニュースを放送します。」 俺はこの時何が起きたか理解が出来なかった。 __