『それより、周りの視線が怖い。

あたし、命狙われてるのかな?』


「バ~カ言ってんぢゃないよ!!

あんたが美しすぎるからぢゃん?まぁ、でも、狙われてるのは当たってんぢゃん?クレアモテるし。」

バシバシ、肩を叩きながら高笑いする梓にげんなりする。

苦笑いするあたし。

『別に、あたし可愛くないし』

はは、と笑いながら肩を叩く梓。

「本当クレアは、面白いな。行こう教室」

あたし、面白いこと言った?

梓に手を引かれ校舎へと、入る。

ーーーーーーーー

職員室に人だかり。

「なんだ?なんかいんの?つか、相変わらず華恋、小さいな。

人見える?」

余計なお世話ぢゃい!!と、でかい梓の足蹴り開始…したがかわされる。

『ふふ、華恋今日も元気ね』

アタシをジトメで見た華恋が、はぁ~とため息つく。

「クレア、マリア様みたいな表情やめて」

は?

『えっと、それは…どう「それより、なんなん?職員室、こんな賑わって。しかも、何故かみんな女子」

まわりを見渡せば、何故か女子だらけ。

携帯やカメラを持って撮っている。

黄色い声が飛び交う。