ーーーーーー

裏庭にて。

『ごめんね、授業サボらせて…』

「そんなん、いいけどなんかあったの?」


『あたしね、小さい時からずっとそばに居てくれて、守ってくれた陸が家族の様に大切だった。

けど…………最近の陸はよくわからない。

好きだと、言われた。


戸惑う反面嬉しかった。

けど………………青君が気になって来て』



少しずつポツポツとは話す。

ため息をつく梓と華恋。

立ち上がり歩き出す。

『えっ…?ちょっと二人共、あたしまだ話の途中で!』

振り返る梓と華恋。


「クレア、モテ女は辛いね。


けど二人の気持ちが知りたいなら文化祭だよね。うちのクラスメイド喫茶で決まりそうよ。


男子は執事の格好らしいし。陸さんの出番よね。クレアのメイド楽しみだわ。」



クスクス笑うと、二人はどこかに行ってしまった。