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教室に、戻る頃には一時間目が終わった後だった。

『梓……
華恋…あたし。。』


あたしね………ー

「クレア?
泣いてるの?」

あたしは、梓に抱きつく。


俯き加減で。梓のが身長高いから男女が抱き合う形に、ギャラリーは頬を赤くする。

「大丈夫?クレア」

小さな華恋が、顔を覗かせる。

場所変えよ、とあたしの手を引いて歩き出す梓に。

ありがとう…。といった。

けど、その小さな声は本礼により消される。