言葉に詰まる俺………

『ねぇ。嫌いなの?』

真剣な表情で問われて、彼女の瞳に捕らわれて何も言えなくなってしまった。


「…………」

泣きそうな顔のクレア。


『あたし行くね!』

俺に背を向けて歩くクレアの手を掴み引っ張りキスをした。



「クレア………

俺は、お前が好きだ」



えっ………?