*執事様のお嬢様*

「本当にあんたは、目離せないね」

ポケットに、片手突っ込みながら、見据える陸。


いつも、こんな顔しないのに………

「ふん、離し気味でよろしく。

じゃあね」

陸は…………

「青くん、嫌いなの?」

聞きたいことは聞いた。

上目遣いで、見上げるクレア。