胸倉を掴んでた手を離して、男を睨む青。


男は、一目散に逃げる。


そして、、


「大丈夫…?」

優しく声かけてくれた。


お礼を言おうと、深呼吸した瞬間………


「いや。大丈夫だよ。クレアには、俺が居るからね」


抱きしめる力が、さらに強まる陸。


「俺………あんた嫌いだな」

と、青。


「気が合うね、俺もあんた嫌い、かっこよすぎて」

ニヤリと意地悪く笑う陸。


『……………(なんか、空気が。)二人共ありがとうね!!』

苦笑いしつつも、ちゃんとお礼を言うクレアに、俺達は。。


柔らかい笑顔に、頬が緩む。