朝………

いつものように、五時起床。


朝食の準備。


クレアが、起きてくる間………せかせか動きながらいろいろ考えてた。

自分が、ずっとアイツのそばに居れたらと…ー

過保護とか、いわれそうだし。


ん?

白くフワフワの猫の耳が付いた部屋着を着て、目をこすりながら廊下を歩くクレアがいた。


なんか………可愛い。


「クレアお嬢様ッ、おはようございます」

執事服に身を包み、お辞儀をする俺に目を見張る。


『あっ、おはよ。眠い…』

また、目をこする。


そんな仕草が可愛くて思わず頬が緩む。

『あっ、そうだ。あたしね、今日遅くなるかも。』


「なんで?」


いきなり口調が変わる俺。

『もうすぐ文化祭だから。いろいろ決めるんだ。』

そんな俺の口調に気にも止めずスルーするクレア。

「わかった、ぢゃあ後でちゃんと連絡しろよ!」

わかった、と笑顔……。