だんだん、近づくと金髪の髪にピアスをした綺麗な顔立ちの男の子だった。

男の子は、あたしに気づいてハッ、とする。

ん?何?

近づく少年。

身構える梓と華恋。


「こんにちわ♪お嬢様」

そして、跪き右手の甲に、キスを落とす。

「「きゃーー!!何いまの!!」」

人々の悲鳴交じりの声がこだまする中。


目を白黒させる。

何、今の…