いちご

私は、そんなカナのいつもと違う様子にすぐに気がついた。

私は、少し心配そうな顔をした後、美穂から離れカナの近くに歩いて行った。


「親友…2人じゃ無くて3人に増えたね。」


いつも冷静なカナが「親友」と言う言葉にだけ無性に反応した。


「これからは、4人グループだねっ……」


カナが涙目の目を制服の袖で拭きながら言った。

私も涙目になりながらうんっと答えた。


「ちょっと!!」


私とカナの会話に誰かが入って来た。