好きだから貴方に伝えます。2



「?」

「公くん……。私、お熱…あるみたい、だから帰るね?」

「うん。だいじょうぶ?」

「う、うん!」

私は笑ってみせる。

「小学1年生なのに本当に鋭いな…」

尚はこそっと言ってきた。

「公、宿題してこい。」

素直な公君は自分の部屋に戻って行った。

「ばいばい!あいおねぇチャン」

「バイバーイ。」

ふぅ……。ヒヤヒヤしたなぁ……。