真夜中のパレード





「私がしてほしいんです。

証拠になんて、ならないかもしれません。
でも、直樹さんのことが、本当に好きだから。
せめてその気持ちだけは、信じてもらいたいんです」



涙の浮いた瞳で見上げられると、
迷いが消え去らなくても
もう途中で止めることは出来なかった。


服を開くと、
ぬけるように真っ白な肌があらわれた。



「んっ……」


彼女の肌から甘い香りがして、頭がくらくらする。



耳たぶにキスすると、
くすぐったいのかきゅっと目を閉じた。


顔や首、胸に何度もキスの雨を降らせる。


「はぁっ……」


背中に触れ、下着を外すと二つの膨らみが露わになった。


そっとそれに触れると、
やわらかくてまるで肌に吸い付いてくるようだった。


「あっ」


透子の顔が羞恥に染まる。


上条はしばらく感触を楽しんだ後、
果実を味わうように色付いた先端を口に含んで転がす。



小さく声をあげ、彼女がびくんと
身体をのけぞらせた。


「いや、っ……」


上条はじっとその様子に見惚れていた。



見ればみるほど、
こんな美しい女性に出会ったことはないと思う。




華奢な腕も、思いの外豊かな胸も、
すらりと長く伸びた真っ白な足も。