「まず‥‥俺は学校に居たんだ。アスゲレタ国では結構有名な魔術学校に。中央都市にあって‥‥、周りは建物ばかりで‥‥‥。」

「建物?アスゲレタ国に?」


ミミは目を見開いて言う。

「ああ。城からはかなり離れているけれど、結構都会なんだ。」



「それで?どうしてこの町で倒れていた?」


マイスは静かに聞く。


「それが‥‥。学校に居た所までは覚えているけれど‥‥‥気付いたらここに居たんだよ。
でも俺は移動魔法は使ってない。それにアスゲレタ国以外の所では移動魔法は使えない。」


「移動魔法?そんな魔術があるの?」


ミミが聞く。


移動魔法を知らないのか。
やはりキシア国とは少し違うんだな‥‥‥。



「ちょっと待て。」


マイスが言う。


「お前‥‥‥何年生まれだ?」



「え?5800年生まれだけど‥‥」




ミミとマイスは驚いた顔をする。






何か変な事言ったか?





ミミは静かに言った。








「今は‥‥4000年だよ?」








は?いやいや‥‥‥、そんな馬鹿な事‥‥‥。







まぢかよ?




て事は‥‥‥俺はタイムスリップ&場所移動をしたって事か?