「え?迷惑じゃないよー!」 「三人が……」 私は三人にバレないように市川さんにこっそり耳打ちした。 「迷惑じゃないよねー?」 市川さんは後ろを振り返り、岬さん、結城さん、七瀬さんの三人に問い掛ける。 「あ……」 「うん……」 「だ、大歓迎だよー!」 やっぱり躊躇い答える三人。 「……ほら!行こ?」 鈍感らしい市川さんに引っ張られ、お弁当を持ち、屋上に向かった。