莉音「また…」



私は無意識に言葉にしていた。



響紀「我慢してね。ちゃんと寝ててよ?」



響紀先生は、それだけ言ってどこかに行ってしまった。



莉音「…もうやだ」



こんなこと言っても帰れないことは分かってるのに…。



つい言葉に出ちゃっていつも先生たちを困らせちゃう。



少し我慢したらいいことなのに…どうしても我慢できない。



ベットに座っていると…



響紀「莉音?ちゃんと寝ててって言ったじゃん。」



響紀先生は微笑みながら私の元へ来た。



響紀先生の手には…点滴…。



莉音「…それやだ。」



響紀「え?あぁ、点滴?」