小さな学校で恋をする。

プリ機がズラっと並んでいる。

「美咲どれ撮りたい?」

「直人の顔が女の子みたいにならないところ~」

「なんだよそれ…」汗

ーぎゅっー

(ん?なんか手を握られたような…
…うわあ!)

直人が私の手を握っていた。
そして恋人つなぎをされた。

「なっ、直人?どうした…?」

「あのおっさん、お前のことガン見してた。」

「…あ、うん…
で?え、おっさん見てたらなんかあったの?」

「はぁ…なんでお前分かってねんだよ…
来い。」


そういって直人は私を無理やり引っ張り、プリ機の中に連れ込んだ。

-チャリン,チャリン,チャリン,チャリン-

直人はお金を入れる。

(えっえっ!もう!?心の準備できてないよ…!)

『コースを選んでね!』

「美咲どっちがいい?」

「え…っと…全部おすすめのやつにしとく…?」


撮影がはじまる。

『もっと近寄って~♡
3…』

カウントダウンがスタート。

その瞬間直人は私を抱き寄せた。

『…2…1!』パシャッ


私の顔はすごく照れていて、
直人は…照れてるの?まさかの女慣れしてる?みたいなよく分からない顔で写っていた。

私たちは次々撮影していった。
ポーズをとったりもした。

『おまけ撮影をするよ!
もっとくっついて〜!♡
3!』

「どうする?」と、問いかけたその瞬間、
「好きだよ、美咲」

『2!』『1!』


直人は私にキスをした。

ーパシャッ


私には、この3秒が、
とても、とても、長く感じられた。