私、忍野美咲は、
恋をしっかりわかっていなかった。


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「美咲ちゃんおはよ!」
「おはよ!美沙ちゃん!」

毎日のように、綾瀬美沙、美沙ちゃんと挨拶をした。

私たちは6年間仲がいいんだッ

「美咲ちゃん…いよいよ今日だね…」
「うんッ… 今日はクラス替えッ…」

そう、今日は小学校最後のクラス替え…

「美沙ちゃんと同じクラスがいいよォ」

『新六年生並びなさーい』

『今からクラス替えをします
名前呼ばれたらこっちに並びましょう』

美沙ちゃんと同じクラスになれますようにッ…

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『これから、6年1組として、頑張りましょう』

やったー!
美沙ちゃんと同じクラスになれたー!

番号順が近い私たちは喜びながら教室へ向かった。