「え、いまなんて!?」
「え、うぅ、お、お花って言ったよ!」
「なんで!?」
「私の見間違いかもしれないけど、鈴ちゃんの周りをピンクとかのオーラ、と言えばいいのかなあ……それが見えて……それから連想できるのは、お花くらいかなって……」
「すごい、すごいよこころちゃん!!」
グイッ
ーえ?
ーーええええぇえぇぇぇえ!?
突然鈴ちゃんは、私の腕を引っ張って走り出した。今歩いていたのとは逆の方向に走り出した。
そしてついたのは、
放送室!?
「り、鈴ちゃんなんでこんなところに……??」
「いいから!!」
「で、でも勝手に使ったら……」
「ふふ、大丈夫よ。」
そう言って鈴ちゃんは、ウインクをした。
やっぱり可愛いなあ。

