「へ?」
後ろを振り向くと、可愛い女の子が。
少し茶色がかかった髪の毛を綺麗に伸ばしている。長さは腰くらいだろう。
すごく綺麗な茶色の瞳に私は吸い込まれそうになった。
「へ?って、可愛いね、こころちゃん。あっ自己紹介がまだだったね。私は宮野鈴(ミヤノリン)。こころちゃんの前の席。よろしくね!」
そう言って微笑む鈴ちゃんは、すごく
可愛い!!!
「う、うん!よろしくね!!」
「おっと、次移動教室だよ。案内するから行こうか!」
「あ、ありがとう!!」
なんだろ…すごく、不思議な雰囲気が鈴ちゃんからしてる。
包まれるような、安心感がある。
と、その時、私は目を疑った。
鈴ちゃんの周りをピンク、黄色、緑色、様々な色が半透明で、漂っていた。
それから連想できるのは……
「……花……?」
「!?」

